非嫡出子の遺留分

非嫡出子の遺留分 1

嫡出子とは,法律上の婚姻関係がある男女から生まれた子のことをいいます。
非嫡出子とは,法律上の婚姻関係がない男女の間に生まれた子どものことをいいます。非嫡出子は,子である以上相続権はありますが,法定相続分は嫡出子の半分となります。 愛子が父から認知された場合,愛子は父の子ということになりますが,父と愛人との間に婚姻関係はないため,愛子は非嫡出子ということになります。したがって,愛子の相続分は,子の半分になります。

母と子の相続分は1:1となり,子2人と愛子との相続分は1:1:0.5となります。これらを合わせると,母と子2人と愛子のそれぞれの相続分は,2.5:1:1:0.5となります。


非嫡出子の遺留分 2

愛子は,お父さんが愛人との間に設けた子です。法律上の婚姻関係のない男女間に生まれた子を非嫡出子といいます。このとき,母(愛人)と子(愛子)との親子関係は,分娩という事実によって当然に認められます。一方,父(お父さん)と子(愛子)との親子関係が発生するには,認知が必要になります。したがって,お父さんが愛子を認知していると,愛子はお父さんの非嫡出子といえます。

法律上,非嫡出子の法定相続分は,嫡出子(法律上の婚姻関係にある夫婦間に生まれた子)の半分とされています。この規定は,平等権に反し憲法に違反する規定ではないかという議論がなされていますが,現在の最高裁は,法律婚主義を尊重し,非嫡出子も一定の配慮をした規定であるとして,合憲であるとしています。

お父さんが亡くなって,相続人が,母・嫡出子2人(姉・妹)・非嫡出子1人(愛子)の場合,法定相続分は,それぞれ,母5/10・姉2/10・妹2/10・愛子1/10です。

遺留分は,法定相続分の半分が認められますから,比率で表すと,母2.5・姉1・妹1・愛子0.5ということになります。

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