遺言無効確認訴訟

遺言無効確認訴訟とは,遺言の利害関係人が地方裁判所に当該遺言に効力がないことを確認するよう求める民事訴訟です。

遺言の有効性は遺産分割の前提問題ですので,この点に争いがあるときは,家庭裁判所による調停では処理できず,遺言無効確認訴訟等の民事訴訟によって確定させる必要があります。

遺言無効確認訴訟では,偽造や方式違反の有無,遺言能力(意思能力)の有無が争われます。偽造や方式違反が争われる場合,その遺言が有効であると主張する側(被告)が被相続人の自署による等遺言の成立要件を満たしていることを立証します。②遺言能力が争われる場合,その遺言が無効であると主張する側主張する側(原告)が立証します。

遺言能力が争点になる場合,①遺言時における遺言者の精神上の障害の有無・程度,②遺言内容の複雑性,③遺言の動機理由(遺言者との交際状況や遺言に至る経緯)などを検討します。

また,遺言書の偽造が争点となる場合,①筆跡の同一性,②遺言者の自書能力の程度,③遺言書の体裁や複雑性,④遺言書の保管状況と発見状況の不自然性などを検討します。

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