限定承認

相続した財産の範囲内で被相続人の債務を弁済し,余りがあれば相続できるという制度です。

限定承認をするには,相続人全員で家庭裁判所に対して申述しなければなりません。限定承認の申述は,被相続人の最後の住所地の家庭裁判所に対して行います。

限定承認の申述に対する審理は,裁判所書記官による申立書,添付書類の審査及び関係人に対する照会などが行われます。場合によっては,裁判官による審問(事情聴取)が行われることもあります。

家庭裁判所は,申述が適法かつ申述人の真意に基づくものと認めたときは,申述を受理します。相続人が数人いるときは,家庭裁判所は,相続財産管理人を選任し,その者に選任した旨告知します。

その後,相続財産の清算手続きに移ります。まず,限定承認をしたこと及び一定期間内に債権の申出をすべき旨を公告します。既に知っている債権者に対しては,個別に申出を催告します。

次に,公告期間満了後,相続財産の範囲で債権者及び受遺者に弁済を行います。このとき,不動産の場合は競売により換価することになりますが,限定承認した相続人がその不動産を取得することができます。債権者及び受遺者に弁済しても相続財産に余りがあれば,相続人が遺産分割により取得することになります。

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