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近時の医療裁判例
ケース10
「チーム医療における主治医の説明が不十分な場合でも
                総責任者が常に責任を負うものではない(最高裁判決)」

最高裁は、近時、チーム医療における総責任者の責任につき注目すべき判断を示した。

事案は、大動脈弁閉鎖不全のため大動脈弁置換術を受けたBがその翌日に死亡したことについて、Bの遺族がチーム医療の総責任者に対し、手術の説明義務違反等を理由として不法行為に基づく損害賠償を請求したものである。

原審は、総責任者の責任を肯定したが、最高裁は次のように述べて、原審の総責任者敗訴の部分を破棄し、原審に差し戻した。

「一般に、チーム医療として手術が行なわれる場合、チーム医療の総責任者は、条理上、患者や家族に対し、手術の必要性、内容、危険性等についての説明が十分に行なわれるように配慮すべき義務を有する」

「しかし、チーム医療の総責任者は、上記説明を常に自ら行なわなければならないものではなく、手術に至るまで患者の診療に当たってきた主治医が上記説明をするのに十分な知識経験を有している場合には、主治医に上記説明を委ね、自らは必要に応じて主治医を指導監督するに留めることも許される」

したがって、「主治医の上記説明が不十分なものであっても、当該主治医が上記説明をするのに十分な知識経験を有し、チーム医療の総責任者が必要に応じて当該主治医を指導監督していた場合には、総責任者は説明義務違反の不法行為責任を負わない」と。

連帯責任の範囲を限定した好判断である。

※出典元:日本中小企業経営支援専門家協会
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