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近時の医療裁判例
ケース2
「綿菓子割箸事故から証拠準備の大切さを学ぶ」

東京地裁は、近時、綿菓子の割箸をくわえたまま転倒し、軟口蓋を受傷したとして、病院の診療を受けたものの、翌日死亡した事案において、担当医には、割箸による頭蓋内損傷を予見することは不可能であったから過失はなく、病院にも過失はない として、遺族からの損害賠償請求を棄却した。

また、担当医の診療行為と患者死亡との因果関係についても、死亡にいたる具体的機序が不明であるとして、これを否定した。

先に、東京地裁は、刑事裁判において、担当医の過失を認定しながら、死亡との間の因果関係がないとして、本件担当医を無罪としていた(現在控訴審に継続中)だけに、今回の民事判決は遺族にとっては厳しい内容となった。(遺族は、「正義のために」即日控訴した)

頭蓋内に、割箸が7.6センチも突き刺さるということ自体、通常想定しがたく、又、誰かにより、口腔内に出ていた割箸が除去されていたため、その破折片の発見は一層困難という事情もあった。

したがって、医療機関側からすれば、今回の民事判決こそ、「正義にかなった」判決ということになる。担当医の過失をめぐる民事と刑事の判断の違いは、興味深いが、裁判における事実認定は、真実の再現ではなく、証拠に基づいた事実の再構成であることを再認識する必要がある。

ここに、日常的に証拠を揃えることがリスクマネジメント上有効な一手段であることの理由がある。

※出典元:日本中小企業経営支援専門家協会
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