2021-09-04
いやいや、下村という人間も立候補すというので、立候補するなら政調会長
辞めろ、と脅したら、狙い通り、立候補を取り下げおったわい。次に、岸田という
有力な対抗馬となる者が、世間受けを狙って二階降ろしに動いたので、こちらも先に、
わしが二階の首を切ってやった。これで岸田のアッピール度は落ちるだろう。
さらに党内人事を一新することで滞留した空気を一掃できるだろう。
ただ、問題は、過去の遺物ともいうべき安倍と麻生が前回ほど、わしのために
積極的に動いてくれないんじゃ。
民心が離れても、この二人を抱き込めば、現職のわしが落ちることはない、
わっはっはっ。
(一夜明け・・・)
ここまで、あれやこれや仕込んでおいたのに、すべて水泡に帰すほど、実は援軍がない
ことが分かり、自分こそ裸の王様であることがわかりました。
さて、どうするか。この状況では、現職として立候補しても、福田の二の舞になりかねない。
それはとっても恥ずかしい。何が何でも落選という事態は免れたい。
そうか、立候補辞退、ということにしよう。その理由は、「新型コロナ対策に専心するため」
としよう。よし、これで何とか生き恥をかかずに済む。めでたしめでたし、と一人
ほくそ笑む『菅』代官であった。